人間はなぜ死ぬのでしょうか?
死んだ後はどこへいくのでしょうか?
遠い/\昔、親神様によって創造された人間は、
長い/\、気の遠くなるほどの時間をかけて、
いろいろな生き物に、生まれかわり、出かわりしながら、
今日の姿にまで、育てられてきました。
親神様からお借りしている身体は、古くなります。
どんなに気に入った洋服でも、
長く着続けると、ほころんだり、破れたりして、
着れなくなるのと同じです。
死とは、古くなった身体を、親神様にお返しして、
また、新しい身体をお借りして、この世に、
生まれかわってくるための「出直し」なのです。
私たちには、前生で生きた記憶はありませんし、
今生で死んだ経験のある人もいないのですから、
誰にでも、死とは恐ろしく、不安なものです。
今も天国や、地獄、極楽を信じている人がいる一方で、
死んでしまえばすべてが終わり、と考える人もいます。
天理教を深く信仰された先人には、
今生に親神様から頂戴した数々のご守護と、
多くの人々の真心に、心からのお礼を申し上げ、
来生も、親神様の御用にお使いいただきたいとの
感謝と希望に満ちた、
素晴らしい「出直し」をされた方が大勢おられます。

