教えの道しるべ ~10) 出直し ~

人間(にんげん)はなぜ()ぬのでしょうか?

()んだ(あと)はどへいくのでしょうか?

(とお)い/\(むかし)親神様(おやがみさま)によって創造(そうぞう)された人間(にんげん)

(なが)い/\、()(とお)くなるほどの時間(じかん)をかけて

いろいろな()(もの)に、()まれかわり、()かわりしながら、

今日(こんにち)姿(すがた)にまで、(そだ)てられてきました。

親神様(おやがみさま)らお()りしている身体(からだ)は、(ふる)くなります。

どんなに()()った洋服(ようふく)でも

(なが)着続(きつづ)けると、ほころんだり、(やぶ)れたりして

()れなくなるのと(おな)じです。

()とは、(ふる)くなった身体(からだ)を、親神様(おやがみさま)にお(かえ)しして

また、(あたら)しい身体(からだ)をお()りして、この()

()まれかわってくるための出直(でなお)し」なのです。

(わたくし)たちには、前生(ぜんしょう)()きた記憶(きおく)はありませんし

今生(こんせい)()んだ経験(けいけん)のある(ひと)もいないのですから

(だれ)にでも、()とは(おそ)ろしく、不安(ふあん)なものです。

(いま)天国(てんごく)や、地獄(じごく)極楽(ごくらく)(しん)じている(ひと)がいる一方(いっぽう)

()んでしまえばすべてが()わり、と(かんが)える(ひと)もいます。

天理教(てんりきょう)を深く信仰(しんこう)された先人(せんじん)には

今生(こんせい)親神様(おやがみさま)から頂戴(ちょうだい)した数々(かずかず)のご守護(しゅご)

(おお)くの人々(ひとびと)真心(まごころに、(こころ)からのお(れい)(もう)()

来生(らいせい)も、親神様(おやがみさま)御用(ごよう)使(つか)いいただきたいとの

感謝(かんしゃ)希望(きぼう)()ちた、

素晴(すば)らしい「出直(でなお)し」をされた(かた)大勢(おおぜい)おられます。

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