教えの道しるべ ~08) かしもの・かりもの ~

ふだん(なに)()なく使(つか)っている、(わたくし)たちの身体(からだ)ですが、

よく(かんが)えてみると、これほど不思議(ふしぎ)なものはありません。

目覚(めざ)めているときも、(ねむ)っているとき)でさえ、

(やす)みなく心臓(しんぞう)(うご)き、生命(せいめい)活動(かつどう)(つづ)きます。

人間(にんげん)身体(からだ)は、親神様(おやがみさま)から()(あた)えられた「()(もの)」で、

親神様(おやがみさま)からすれば「()(もの)」なのです。

しかし、(わたくし)たちは親神様(おやがみさま)のロボットではありません。 「(こころ)自由(じゆう)」を(ゆる)され、自分(じぶん)(あたま)(かんが)

(おも)(どお)りに「()(もの)」の身体(からだ)(うご)かして

人生(じんせい)自分(じぶん)(こころ)とつで「()きる」ことがでるのです。

(わたくし)たちが親神様(おやがみさま)()りして

(こころ)のおもむくまま日々(にちにち)使(つか)ている道具(どうぐ)

()(みみ)(はな)(くち)右手(みぎて)左手(ひだりて)右足(みぎあし)左足(ひだりあし)男女(だんじょ)(いち)道具(どうぐ)」の 「九つの道具(どうぐ)」です。

内臓(ないぞう)などの(ほか)道具(どうぐ)はいちいち意識(いしき)しなくても

親神様(おやがみさま)のご守護(しゅご)により、(やす)みな(はたら)てくれます。

「九つの道具(どうぐ)」は外界(がいかい)から情報(じょうほう)()るセンサーであり、

(そと)世界(せかい)作用(さよう)(およ)ぼすための道具(どうぐ)でもあります。

そして、これらの道具(どうぐ)を、日々(にちにち)どのように使(つか)うかで、

(わたくし)たちの人生(じんせい)()まってゆくのです。

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