・親神様は、陽気ぐらしを見て共に楽しみたいと思召して人間を創造されました。
・まず夫婦の雛型をこしらえようと、 うを(魚)と み(白蛇)を引き寄せ、最初に産みおろす子数の年限が経った暁に、神として拝をさせるとの約束のもと、承知をさせて貰い受けられました。
・さらに、六種の道具衆を引き寄せ、承知をさせて貰い受け、食べてその性を見定め、それぞれに応じた役割に使われました。
・泥海中の どちょを皆食べて、これを人間の種とし、夫婦の離型に月日が入り込み、もとの ぢばで、九億九万九千九百九十九人の子数を宿し込まれました。
・最初は五分から生まれ、九十九年ごとに三度の出直し、生まれ かわりを重ね、四寸まで成人して皆出直しました。
・そののち、虫、鳥、畜類などと八千八度の生まれかわりを経て、最後に「めざる」が一匹残りました。その胎に男五人、女五人の人間が宿り、五分から生まれだんだん成人するとともに、海山、天地なども次第に形作られ、五尺になったとき、世界は出来、人間は陸上の生活をするようになりました。
・この間、九億九万年は水中の住居、六千年は知恵の仕込み、三千九百九十九年は文字の仕込みをもって育てられ、子数の年限を経過した約束の時が立教の元一日です。
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