教えの道しるべ ~09) 八つのほこり ~

(わたくし)たちの身体(からだ)は、親神様(おやがみさま)からの「 借り物(か もの かりもの」ですから 親神様(おやがみさま)(おし)えに添 (って使(つか)わせていただくことが肝心(かんじん)です。

日々(にちにち)結構(けっこう)()らせるのも、難儀(なんぎ)不自由(ふじゆう)(なげ)くのも

みな、(こころ)づかいから()てきた(たね)芽生(めば)えた結果(けっか)のです。

()いた(たね)は生え、()かぬ(たね)()えることはありません。 陽気(ようき)ぐらしを(のぞ)まれる親神様(おやがみさま)(おや)(こころ)(そむ)(こころ)づかいは、ほこり(埃)にたとえて(いまし)められています。

ほこり(・・・は、()もり(かさ)なると、)(のぞ)(にく)くなるものです。

ほこり(・・・(こころ)づかいについても、日々(にちにち)()(こころ)反省(はんせい)()えず(むね)掃除(そうじ)につとめることが大切(たいせつ)です。

ほこり(・・・(こころ)づかいを掃除(そうじ)するよすが(・・・(()がかり)として、(つぎ)の「八つのほこり(・・・・・・」を(しめ)されています。

一、をし(惜しい)

(こころ)(くば)り、身体(からだ)(はたら)かせることを()しみ、()さねばならないものを()()しむ。人間(にんげん)としてのつとめを()き、(らく)をして()らしたいと(おも)(こころ)

二、ほしい(欲しい)

(こころ)もつくさず()(はたら)ずに、金銭(きんせん)()しがり、()いものを()がり、()いものを()べたがる。(なに)、あるが(うえ)(こと)(さら)()(ごの)みして()しがる(こころ)

三、にくい(()い)

自分(じぶん)のために注意(ちゅうい)してくれる(ひと)を、かえって(わる)(おも)って(にく)む。養子(ようし)や、(よめ)(にく)む。その()出来(でき)(つみ)(にく)まず(ひと)(にく)(こころ)

四、かわ(可愛い)

()()さえ()ければ他人(たにん)はどうなってもよいと(おも)う、()びいき、 ()勝手(かって)(こころ)づかい。()()(あい)()かされ、(もの)(ごと)()()しを(おし)えない。()()()()だけ可愛(かわい)いという(こころ)

五、うらみ()

(かお)をつぶされた、(のぞ)みを(さまた)げた、(わる)()われたと(ひと)(うら)む。自分(じぶん)()らぬことは(たな)()げて(ひと)(うら)(こころ)

六、はらだち(立ち)

(ひと)(たい)して(はら)()てるのは、自分(じぶん)()(ぶん)()て、(ひと)気持(きも)()かろうとせぬから。(はら)()つのは、()ままで、苦労(くろう)()らず、(こころ)()まぬから。短気(たんき)癇癪(かんしゃく)()()(とく)()とし、(いのち)(そこ)なうことえある。

七、よ()

(ひと)(もの)を盗む、(ひと)をだまして利益(りえき)(うば)()る。男女(だんじょ)情愛(じょうあい)(おぼ)れるのは色欲(しきよく)(ひと)(もの)()()()けるのは強欲(ごうよく)で、こうした(こころ)づかいは(よく)のほこり。

八、こうまん(高慢)

(おも)()がった(こころ)から高慢(こうまん)となり、()()自慢(じまん)し、(ひと)()(くだ)す。(ひと)をあなどり、(ひと)()みつけにし、()らぬことも()った(かお)をして、(ひと)欠点(けってん)(さが)(こころ)

この(ほか)に、口先(くちさき)綺麗(きれい)でも、(しん)(こころ)(きたな)い、うそ(嘘)とついしょ (追従)の二つも(いまし)められています。

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