教えの道しるべ　～０７) 十全の守護　～

私達(わたくし)の親神様(おやがみさま)は、天理王命(てんりおうみこと)様(さま)と申(もう)し上(あ)げます。何(なに)もないところから人間(にんげん)をおつくり下(くだ)された元(もと)の神(かみ)様(さま)・実(じつ)の神(かみ)様(さま)です。親神様(おやがみさま)のご守護(しゅご)の御(おん)理(り)に、それぞれ神名(かみな)をおつけ下(くだ)されて、十柱(とはしら)の神(かみ)様(さま)と申(もう)し上(あ)げます。

くにとこたちのみこと

天(てん)では「月(つき)様(さま)」とお現(あらわ)れ下(くだ)され、人間(にんげん)身(み)の内(うち)「眼(め)うるおい」、世界(せかい)では「水(みず)」の守護(しゅご)の理(り)。

をもたりのみこと

天(てん)では「日(ひ)様(さま)」とお現(あらわ)れ下(くだ)され、人間(にんげん)身の内(み　うち)「温(あたた)み」世界(せかい)では 「火(ひ)」の守護(しゅご)の理(り)。

くにさづちのみこと

人間(にんげん)身の内(み　うち)「女(おんな)一(いち)の道具(どうぐ)、皮(かわ)つなぎ」、世界(せかい)では「金銭(きんせん)、縁談(えんだん)、よろづつなぎ」の守護(しゅご)の理(り)。

月(つき)よみのみこと

人間(にんげん)身の内(み　うち)「男(おとこ)一(いち)の道具(どうぐ)、骨(ほね)つっぱり」、世界(せかい)では「立毛(りゅうけい)、草木(くさき) 、よろづつっぱり、地上(ちじょう)より自(おの)ずから立(た)っているもの」の守護(しゅご)の理(り)。

くもよみのみこと

人間(にんげん)身の内(み　うち)「飲(の)み食(く)い出入(でい)り」、世界(せかい)では「水気(すいき)上(あ)げ下(くだ)げ」の守護(しゅご)の理(り)。

かしこねのみこと

人間(にんげん)身の内(み　うち)「息吹(いきふ)き分(わ)け」、世界(せかい)では「風(かぜ)一切(いっさい)」の守護(しゅご)の理(り)。

たいしょくてんのみこと

出産(しゅっさん)の時(とき)、「親(おや)と子(こ)の胎縁(たいえん)をお切(き)り下(くだ)され」、出直(でなお)しの時(とき)、「息(いき)を引(ひ)き取(と)る世話(せわ)」。世界(せかい)では「種物(たねもの)の芽(め)はらを初(はじ)めその他(た)切(き)ること一切(いっさい)」の守護(しゅご)の理(り)。

をふとのべのみこと

出産(しゅっさん)の時(とき)、「親(おや)の胎内(たいない)より子(こ)を引(ひ)き出(だ)す世話(せわ)」、世界(せかい)では 「立毛(りゅうけい)の引(ひ)出(だ)しをはじめ、その他(た)引(ひ)出(だ)し一切(いっさい)」の守護(しゅご)の理(り)。

そこで、人間(にんげん)生(う)まれる時(とき)「たいしょくてんのみこと」は親(おや)子(こ)の胎縁(たいえん)を切(き)るご御守護(ごしゅご)、「をふとのべのみこと」は引(ひ)き出(だ)しの 御守護(ごしゅご、生(う)まれた 後のちは、「くにさづちのみこと」は元(もと)々通(どお)りあとじまいの 御守護(ごしゅご。この御守護(ごしゅごの理(り)により子(こ)を生(う)まして頂(いただ)く事(こと)が出来(でき)るのでございます。 　

いざなぎのみこと

「男(おとこ)雛型(ひながた)、種(たね)」の理(り)。

いざなみのみこと

「女(おんな)雛型(ひながた)、苗代(なわしろ)」の理(り)。 このように親(おや)神(かみ)、天理王命(てんりおうのみこと)様(さま)が世界(せかい)人間(にんげん)を始(はじめ、立毛(りゅうけい)草木(くさき)、その他(た)よろず一切(いっさい)を御(お)創造(はじ)め下(くだ)され、また日夜(にちや)おやすみなく御守護(ごしゅご下(くだ)されますので自由自在(じゅうようじざい)が叶(かな)うのでありまして、天理王命(てんりおうみこと)様(さま)こそ元(もと)の神(かみ)、実(じつ)の神(かみ)にてあらせられるこの世(よ)人間(にんげん)の親神様(おやがみさま)でございます。

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